こんにちは。かおりんです。
私は20代の頃に、長年付き合っていた彼氏がいて、私の願望としては彼と結婚して、子供を産みたかった。
ですが、願望とは裏腹になかなか結婚できない時期を過ごしました。
この時期の出来事は、今振り返ると本当に自分の思い込みがいろんな不本意な現実を作っていたなーと、自分でもびっくりするくらいうまくいかないことが多かったです。
今回は20代の頃の私に起きていた出来事を通して、自分の思い込みがどういう現実を作るかを書いてみようと思います。
ちなみに、このような話をする時に出てくるのは、主に私の母親と当時の彼氏です。
母親と彼氏が直接関係するというより、私の心の中に存在している。という感じでしょうか。
私は母親と当時の彼氏を否定は全くしていません。
彼らがいたから、経験できたことがたくさんありました。
今は感謝して出来事として受け止めています。
母親からの男性に対する教え
当時の私は、全てを彼の価値観に合わせて行動していました。
もっと言うと母が私に教えてくれた価値観を使って、彼の価値観に合わせていた感じでした。
母が私に教えてくれたことのひとつに、
「仕事で疲れて帰ってきた家族(男性)には、母親(女性)がちゃんと料理を作ってあげなさい」
というものがありました。
これは実際に言葉で言われていた教えでした。
これ自体を読むと、全く悪くはないかもしれません。
前提としては「私も仕事で疲れていたとしても」です。
母は自分自身が思っているとおりに、家族である子供の私たちにちゃんとごはんを作ってくれていました。
母は仕事で疲れて帰ってきてもそうしていて、でも疲れはこの思い込みとは別にやってきています。
料理までして疲労困憊の母は、ごはんの後、その場で眠りこけてしまっていることが多かったです。
幼い頃の私は「そこまで無理してごはんを作ってくれなくてもいいのに」と、心のどこかで思っていました。
母のその姿を見ていたこともあって、私の無意識にあった思い込みは「疲れていても料理まで作ったら後は眠ってもいい」でした。
それを学んでいだ私の行動
母に教わったとおり、私も仕事で疲れていたのに、彼の仕事が早く終わるということで、家でコロッケを作ることにしました。
コロッケって作るの大変ですよね。
大変じゃない人もいらっしゃいますが、私にとっては大変なこと。
大変な思いをしながら、彼が帰ってくる時間に間に合うように作り、二人でおいしくいただきました。
仕事の疲れもあり、大変な思いをしながら作ったこともあり、当時自分のエネルギーがダダ漏れだった私は、ごはんを食べるのにも疲労困憊してしまって、ごはんを食べ終わって食器を片付ける前に、その場で眠ってしまったのです。
私にとっては母がやっていた通りに行動していただけ。
しかも無意識のうちに。
母の行動も、愛ゆえだったのは共感できますが、行動はそのまま子供の私に刷り込まれていたのです。
ごはんを食べた後、片付けもせずに眠っていた私に、信じられないくらい低くて怒りの込もった声が聞こえてきました。
怒鳴り声ではありませんでしたが、明らかに私を責めている声。
彼が何を言ったかはもう覚えていないのですが、ただ、彼が静かに怒っていたのだけは覚えています。
その後、恐怖にかられるように片付けをして「私だって疲れているのに、どうして私だけこんな思いをしながらいろいろやらないといけないんだろう」と、とても悲しかったです。
彼が片付けてくれたっていいじゃない。という気持ちもありました。
「現実」は「思い込み」から作られる
ですが、この出来事は、私の思い込みから全て始まっています。
思い込み:「仕事で疲れて帰ってきた家族(男性)には、母親(女性)がちゃんと料理を作ってあげないといけない」
↓
思い込み:「疲れていたら、料理までしたら眠ってもいい」
↓
出来事:
疲れていても彼のために料理を頑張ったのに、頑張ったことは褒めてもらえず、片付けまでやらないことを責められた。
私だって疲れているのだから、片付けくらいやってくれたっていいのに。
私は「疲れてる」なんて一言も言わず、全然平気な顔をして料理を頑張っていたのでしょう。
それは彼の目から見たら「料理楽しんでいるんだな」と映ったかもしれません。
だとしたら、ごはんを食べた後に眠りこけてしまった私は、ただ満腹になって眠っただけに見えたのでしょう。
そりゃ「?!」と思うかもしれませんね。
それでも、彼女が眠っていて、本当に愛があるんだったら、「疲れてるんだな」くらい捉えてくれてもいいのにねーともは思いますがね。
このように、自分にとって不本意な結果に終わることの、元をたどってみると、自分の思い込みから始まっていることが多いのです。
さいごに
いかがでしたでしょうか。
私の経験体験を元に、思い込みが作る現実の話をしてきました。
こういう体験をしているからこそ、今しゅんちゃんには自分が感じていることを素直に表現するようにしています。
それは我儘なのではなく、私自身を理解してほしいからです。
過去の私のように我慢するのではなく、自分の望むパートナーシップ/人生を送っていく人が多く現れることを、私はいつでも願っています。
親子関係改善お笑いカウンセラー かおりん